AI Builder 「GPTでプロンプトを使用してテキストを作成する」に、構造化出力(JSON出力)が追加された

AIBuilderに構造化出力のような機能が追加されたので試してみた。

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JSON出力とは

JSON出力(構造化出力)は、ざっくりいうと「LLMの回答を、指定したJSON形式のデータに指定する」こと。

今までは以下のようなプロンプトで出力を指定していたけど、これだと出力の安定度がいまいちだった。

出力は以下のJSON形式で生成すること。

# output json schema
{
    "type" : "object",
    "properties" :
以下略
}

そこで本家のOpenAIやAzure OpenAIのGPTモデルには「構造化出力」(旧JSONモード)が追加されたんだけど、この構造化出力に当たる機能がAI Builderにも搭載された。

ということで早速遊んでみた。

JSON出力の構築

例えばこんなメールを受信したときに、「候補の日時」をAIで抽出したいとする。
まずは「GPTでプロンプトを使用してテキストを作成する」アクションを選択して、[新しいカスタムプロンプト]を選択、
いい感じのプロンプトを設定。
そしたら「出力」アイコンを選んで[JSON] -> [編集]をクリックして、
出力したいJSONの例を入力して、[適用]→[カスタムプロンプトを保存]する。
※出力のJSONはスキーマでの指定も可能。
最後にPower Automateに戻って、Inputに先ほどの文字列を入れれば完成。
フローを実行すると、こんな感じで応答を「指定したJSON」で返してくれる。

JSON出力の良いところ

JSONで出力させる利点は「GPTで生成した結果をデータとして扱いやすい」こと。

例えば今回の例でいうと、GPTでの生成結果と、Outlookの「イベントの作成」を組み合わせることで、
生成した値を「開始時刻」「終了時刻」に簡単に設定することができて、
GPTを組み合わせたフローで簡単に予定を追加することができる。

ということで非常に便利なJSON出力でした。

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