ソリューション内のPower Automateをフロー単体でzipエクスポートする方法を調べたので、メモ。
ソリューションフローと非ソリューションフロー
Power Automateのフローは、「ソリューションに含まれるか(ソリューションフロー)」または「ソリューションに含まれないか(非ソリューションフロー)」で扱いが少し変わってくる。
非ソリューションフロー
非ソリューションフローはソリューションに含まれないフローのことで、[マイフロー]から直接作成したフローのこと。


[マイフロー]の[新しいフロー]から適当なフローを追加すると、


こんな感じで[詳細]画面に「非ソリューションフロー」であることが表示される。


で、この「非ソリューションフロー」はzipで単体エクスポートできるので、今回のお題的には問題なし。


ソリューションフロー
対してソリューションフローは、ソリューションに含まれるフローのこと。
ソリューション内で新しく作ったフローや、下の画像のように[既存を追加]から、

ソリューション内で新しく作ったフローや、下の画像のように[既存を追加]から、

ソリューションに追加した非ソリューションフローもソリューションフローになる。


「NonSolutionFlow」はこの時点でソリューションフローになるので、


さっきの「非ソリューションフロー」である旨は表示されなくなる。


で、このソリューションフローはzipでのフロー単体エクスポートのメニューが表示されなくなる。


ということで、今日はこのソリューションフローを単体でzipエクスポートしたいときの話について。
ソリューションフローのzipエクスポート
今回参考にさせていただいたのはこちらのサイト。
![]()

[Solved]-Unable to export Power Automate Flow as package zip
Today, I came across a weird issue with Power Automate when attempting to export a Power Automate flow. When we have to...
まず([ソリューション]からではなく)[マイフロー]から該当のソリューションフローにアクセスして、


URL末尾の「details」文字列を、


「export」に変えてEnterキーを押すと、


こんな感じで見慣れたエクスポート画面に移動するので、後はいつも通りエクスポートするだけ。


ということで、ソリューションフローをエクスポートしたいときは、URLの末尾を変えれば(今のところは)エクスポートできるよというお話でした。
おまけ1:ソリューションフローを非ソリューションフローにすることは(基本)できない
ソリューションに一度追加したフローは、ソリューションから削除しても、


既定のソリューションに含まれてしまうので、非ソリューションフローにはできない。


既定のソリューションから削除することはできなく、削除する場合は環境からの削除(完全削除)となってしまう。


おまけ:非ソリューションフロー(マイフロー)は作成数に上限あり
以下の公式に書いてある通り、1人のユーザーが所有できる非ソリューションフローは最大600まで。
![]()

自動化フロー、スケジュールされたフロー、インスタント フローの制限事項 - Power Automate
Microsoft Power Automate の自動フロー、スケジュールされたフロー、インスタント フローに適用される制限について説明します。
そこで600を超えるフローを作成(所有)したい場合は、フローをソリューションに含めて作成する必要がある。