最近、生成AIはPerplexityをメインで使っていて、せっかくなので各機能を詳しく調べてみた。
今回は検索対象を指定する『フォーカス(search focus)』機能について。
フォーカス
Perplexityの『フォーカス』は、Perplexityが回答を生成する際に検索を行う対象を指定する機能。
2025年1月時点で、指定できる検索対象は以下の6つ。
- ウェブ:インターネット全体を検索対象とする(既定)
- 数学:WolframAlphaを対象とした検索
- 学術:学術論文や学術出版物に特化した検索
- 作成:検索を使用せず、AIの知識から回答を生成
- ビデオ:Youtubeを対象とした検索
- ソーシャル:Redditを対象とした検索
※WolframAlpha:計算知識エンジンで、従来の検索エンジンとは異なり、質問に対して計算や分析を行い、直接的な回答を提供
※Reddit:2005年に設立された、世界最大級のソーシャルニュースサイト・掲示板コミュニティ
ウェブ
まずはPerplexityの特徴ともいえる、Web検索からの回答を生成する『ウェブ』。
地域の情報から、
最新のニュースの調査とかにも使える
作成
続いて『作成』。これは回答の生成に検索を使用せず、AIの知識から回答を生成する。
自分がよく使うのがこの『作成』で、翻訳とか、
ソースコードの作成によく使う。
学術
『学術』は学術論文や学術出版物に特化して検索を行い、回答を生成する。
ただ、このデータソースは「情報が見つかりませんでした」が出やすい。
数学
『数学』は、WolframAlphaを対象とした検索を行い、回答を生成する。
WolframAlphaは以下のようなことができるので、
- 計算機能:
- 複雑な数学計算
- 方程式の解法
- 統計分析
- 物理学の計算
- 化学式や分子構造の分析
- データ分析:
- 経済・金融データの分析
- 人口統計データの処理
- 地理情報の提供
- 天文学データの計算
通貨換算とか、
3次元グラフの描画と分析、
G7諸国のGDPと平均寿命の相関関係など、色々と応用が利く。
動画
『動画』はその名の通りYoutubeから検索を行い、お菓子のつくり方とか、
動画で公開されやすい情報をもとに、回答を生成する際に使える。
ソーシャル
『ソーシャル』はRedditを対象とした検索を検索を行い、トレンドなどの最新の情報から回答を生成したい債に使える。
どんな回答を生成したいかで『フォーカス』を変えると、回答の精度がかなり上がるのでおすすめ。
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