Copilot Studio エージェントにSharePointをナレッジソースとして追加してRAGを構築する

Copilo Studioについて勉強を始めたので、その内容をメモ。今回はエージェントにナレッジとしてSharePointを追加する。

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SharePointをナレッジソースとして追加する際の注意点

SharePointをナレッジソースとして追加するときは以下の点に注意が必要。

  • URL から https:// を省略することを推奨。認識されるSharePointのURLは、sharepoint.comドメインのもの。
  • SharePoint 上のクラシック ASPX ページは、回答の生成には使用されない。
  • SharePointの検索結果を改善し、最大 200 MB のサイズのファイルをサポートするには、エージェントと同じテナントで Microsoft 365 Copilot ライセンスを使用し、[検索結果の拡張] をオンにする。
  • エージェントと同じテナントにMicrosoft 365 Copilotライセンスを持たない場合、生成回答は7MB未満のファイルしか使用できない。ファイルが7MBを超える場合は、ファイルの分割を検討する。
  • アコーディオンナビゲーションメニューまたはカスタム CSS を使用している SharePoint サイトは、回答の生成には使用されない。
  • Power Fx数式を使用して動的な SharePoint URL を使用する場合は、生成回答ノードのプロパティから使用できるクラシックデータオプションを使用する必要がある。

ただ、2024/12月時点で「日本語」の公式サイトと「英語」の公式サイトとでは書いてあることが微妙に違うので、詳細を知りたい場合はサポートへの問い合わせを推奨。

ナレッジソースにSharePointを追加する

今回対象にするサイトはねこの情報を入れたサイト。
まずは[ナレッジの追加]から、
SharePointを選んで、
「https://」を除いてURLを設定、
[追加]する。
[…]の[編集]から、
ナレッジの説明を設定し保存。

以上で設定は完了。

動作確認

まず生成AIをONにした(言語「英語」)のエージェントで使うと、
活動マップからナレッジを使用していることが確認できる。
続いて生成AIをOFFにしたエージェントで使うと、
Conversational boostingから使用されることが確認できる。

SharePointの共有の違いによる動作の違い

今回対象としたサイトはまだ自分以外には共有していない状態。
このサイトを使ったエージェントに対し自分のアカウントで質問すると、SharePointを利用して回答を返してくれるのに対し、
サイトを共有していないテストユーザーのアカウントで質問すると、SharePointの情報を使用せずに回答を返してくれる。

ということで、サイトの共有状況(権限)もきちんと加味してナレッジを使用してくれるみたい。

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