SortとSortByColumnsについていろいろと調べてみたのでその内容をメモ。
事前準備
事前準備としてこんなSharePointリストと
こんなDataverseのテーブルを用意
これらを委任できてるかわかりやすくするため「データ行の制限」を5に設定したアプリで使ってみる。
SortとSortByColumnsの違い
まずSort関数とSortByColumns関数の違いについて。
これら2つの関数の違いは、並べ替えの基準として「列を指定(SortByColumns)」するか「式を指定(Sort)」するかの違い。
なのでSort関数の「式」に単純に「列」を指定してあげれば結果は同じになる。
以下それぞれの使い方。
SortByColumnsの使い方
SortByColumnsはこんな感じで第2引数に「列名をテキストで指定」する。
このとき列の複数指定も可能。
ただしSPOリストの選択肢列の指定は不可で、これは選択肢列の中身がオブジェクト型だから(だと思われる)。
ちなみにDataverseの選択肢列は可能で、
これはDataverseの選択肢列の値が数字になっているから(だと思われる)。
※SPOリストの選択肢について詳しくはこちら
Power Apps SharePointのリストの選択肢列に値を設定する方法|別リストに選択肢マスタを持たせた場合も
SharePointリストの選択肢列に値を設定する方法について質問されたので、やり方をメモ。 今回やりたいこと こんな感じで「選択肢」列を持つSharePointのリストがあったとき、 この選択肢をこんな感じで別リストに持たせて、さっきのリ...
Tips:SortByColumnsは配列を渡して並び順を指定することもできる
全然知らなかったんだけど、こんな感じでSortByColumnsの第3引数にテーブルや配列を指定することも可能。
この場合「4→3→通常の昇順」という特殊な並べ替え基準を渡すことができて便利なんだけど、実は委任ができない(警告は出ない)っぽい。
ちなみにテーブルや配列を渡す指定はDataverseでも委任はできない。
※Sort関数/SortByColumns関数と委任の関係については次回の記事で詳しく
Power Apps SortとSortByColumnsを使う際は委任に注意|SPOとDataverseでの比較
前回の続きでSortとSortByColumnsと委任について詳しく調べてみた。 ※前回はこちら 委任とデータ行の制限 まずは委任とデータ行の制限について簡単に。 委任はSortやFilterといった処理を「データソース側に任せる」こと。 ...
Sortの使い方
続いてSortの使い方。Sortはこんな感じで第2引数に「式(この例では単一列を式として入力)」を指定する。
式なのでもちろん四則演算とかも可能なんだけど、残念ながら委任ができなくなる。 ※詳しくは次の記事で
ちなみに「式」なのでSPOリストの選択肢列の指定もできるけど、こちらも委任はできない
ということでいくつか委任ができないパターンがすでに出てきたけど、次回の記事でSort関数とSortByColumns関数が委任できないパターンをもう少し詳しく見てみる。
Power Apps SortとSortByColumnsを使う際は委任に注意|SPOとDataverseでの比較
前回の続きでSortとSortByColumnsと委任について詳しく調べてみた。 ※前回はこちら 委任とデータ行の制限 まずは委任とデータ行の制限について簡単に。 委任はSortやFilterといった処理を「データソース側に任せる」こと。 ...
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