MCP(Microsoft Certified Professional)のAI-900(Microsoft Azure AI Fundamentals)の資格を取ってきたので難易度や所感、勉強方法をメモ。
※2025年1月執筆の記事です。最新の情報はMicrosoft公式HPを確認してください。
MCP(Microsoft Certifications Program)とAI
MCP試験はMicrosoft社の製品の実践的スキルや技術的知識に関する世界共通の資格のことで、その中でもAI系の試験はその名の通り「AI」に関する試験。
今回受験したのはAI-900で、AI系の資格の中で最も基礎的な内容。
1000点満点で、700点取れば合格。
難易度
かなり基礎的な(というかパターンが決まっている)内容なので、少し勉強すれば誰でも取得可能。
今回は勉強時間が5時間くらいで点数は900点。
圧倒的に経験年数が長いPL900よりも点数が高かったのが少し悲しい。。
範囲と所感
AIの基礎知識というより、主に「AzureのAI系の製品の基礎知識」と「Microsoftが掲げるAIを用いる責任」についてがメイン。
- 機械学習(教師あり:分類, 教師なし:クラスタリング, 回帰)
- Azure ML(Learning Studioの使い方、パイプライン、データ準備など)
- モデル評価(accuracy(正解率), coufusion matrix など)
- Computer Vision(画像分類, 物体検出, 画像解析, 顔検出, OCR など)
- 自然言語処理(翻訳, Language など)
- Azure OpenAI(GPT3.5, GPT4, DALL-E, tempalature など)
- その他製品(Computer Vison、CustomVision, Form Recognizer, QnAMaker, OCR, Text Analize, 顔認識 など)
- 責任あるAI 6つの原則(公平性, 信頼性と安全性, プライバシーとセキュリティ, 包括性, 透明性, アカウンタビリティ)
列挙するとボリュームあるように見えるけど、大体問題のパターンは決まっている(数値を求める学習法の場合は「回帰」を選ぶ、みたいな)ので、対策はそれほど難しくなかった。
勉強方法
勉強はこんな感じで実施。
- 公式サイトの試験申込みの下にある、無料の[練習用評価]を受ける
- いろいろなところで用意されている過去問を解く
有料セミナーとかは特にいらないかなと。
ちなみにWebに公開されているテスト問題には、Azure OpenAI(特にGPT系)の知識を求める問題は載っていないので、その部分は自分で学習する必要あり(2025年1月時点)。
おまけ:自分の点数の確認の仕方
自分の点数はMicrosoft Learnにログインし、[資格証明]→[過去の試験]→[プロバイダーサイトに詳細を表示]から確認ができる。