以前の記事でOffice365ユーザーをコンボボックスに表示する方法と、ユーザーをデフォルトで選択する方法を書いたが、複数ユーザーをデフォルトで選択する方法はないか？と質問をもらったのでその方法をメモ。
やりたいこと
こんな感じでSearchUserのV1を使用してユーザーを一覧表示するコンボボックスと
V2を使用してユーザーを一覧表示するコンボボックスがあって、
複数ユーザーを特定する情報（今回はコレクションに複数のメールアドレス）があったときに、これらのユーザーをコンボボックスの既定で選択したい、という内容。
既定で選択する方法
SearchUser V1
まずV1のコンボボックスで既定で複数選択をするときの式はこんな感じ。
すべてのアイテムに対し（ForAll）、前回の記事で書いた単数選択と同様にSearchUser関数を使用して既定を指定する。
SearchUserの結果はテーブルで返ってくるため（検索結果は複数の場合もあるから）、First関数を使って最初の検索結果を指定してあげている。
SearchUser V2
V2の既定複数選択もV1と考え方は同じでこんな感じの式になる。
中のSearchUserがV2になって、SearchUserV2の戻り値に「.value」を加えたくらいで他はほぼ変わらず。
※SearchUserV1でも既定の選択は可能だけど、バージョンは合わせたほうが良い気がする。
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複数ユーザーの情報が1行テキストに収められているときに選択を復元する
SPOリストとかの1アイテムに複数ユーザーの情報を詰めるとき、こんな感じで区切り文字（今回は「;」）を使用して格納することもある。
これをコンボボックスに復元したいときを考えてみる。
SearchUser V1
SerachUser V1のときはこんな感じの式でいける。
ForAllの第1引数をSplitで分割したテキストに変更するだけで、中のFilterはSplit関数で分割したときに作成されることがある「空の配列アイテム」を取り払う処理になる。
SearchUser V2
SerachUser V2も考え方は同じで、こんな式で複数選択することができる。
さっきと同様に、中のSearchUserをV2にして、SearchUserV2の戻り値に「.value」を加えただけ。
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