久しぶりにPower Appsのマニュアルを流し読みしていたら、スマートフォンのPower Appsアプリにプッシュ通知を送信するコネクタができていたので、使ってみた。
ソース
このマニュアルでは「Power Apps Notification」コネクタを使用していたけど、ちょっと調べてみると新しいバージョンの「Power Apps Notification V2」コネクタがリリースされていたので、今回はこちらを使用してみる。
Power Apps Notification V2コネクタ
Power Appsで作成したアプリにプッシュ通知を送信するコネクタ。
※Dynamics365のField Serviceで作成したアプリにも通知を送信できるよう。
で、今回使用するAPIは「SendPushNotificationV2」でこのAPIを使用してPower Appsでプッシュ通知を送信してみる。
Power Apps Notification V2コネクタを使ってみる
ということで早速使ってみる!
事前準備:プッシュ通知を受信するアプリ作成
まずはプッシュ通知を受信するアプリを作成する。
これで準備完了!
Power Automateからプッシュ通知を送る
まずはPower Automateからプッシュ通知を送ってみる。
- モバイルアプリ:Power Apps
- 自分のアプリ:プッシュ通知を送信したいアプリ
- 受信者:プッシュ通知を送る相手のメールアドレス
- メッセージ:プッシュ通知に表示するテキスト
- アプリを開く:「はい」を設定するとプッシュ通知を押したときにそのアプリが開く
これで完成!
PowerAppsからプッシュ通知を送る
続いてPower Appsアプリからプッシュ通知を送ってみる。
PowerAppsの通知V2.SendPushNotificationV2( "PowerApps", "{ ""appIdentifier"": ""事前準備で作成したアプリ ID"", ""type"": ""CanvasApp"" }", [ "通知の送信相手のメールアドレス" ], "通知に表示するテキスト", true, // trueにすると、ユーザーがプッシュ通知をタップしたときにPower Appsアプリを開く {} )
これで完成!
こんな感じでPower AutomateやPower Appsから、Power Appsアプリのプッシュ通知を送ることができる。
Power Automateからであれば引数(パラメーター)を送れる
Power Automateからであればプッシュ通知に引数(パラメーター)を設定することができる。
この引数とApp.OnStartScreenプロパティを使えば、プッシュ通知から起動されたときだけ特定の画面を最初に表示するということもできそう。
Power Appsからだとパラメータを送れない。。。
Power Automateからだとパラメーターをうまく渡せたんだけど、なぜかPower Appsからだとうまくパラメーターを渡せなかった。。。
なのでPower Appsからプッシュ通知を引数ありで送りたい場合は、今のところPower Automateを一枚かませる必要がありそう。。。
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