Power Apps Dataverseの計算式列(数式列)の並べ替えを詳しく調べた|計算列の並べ替えの仕様との違い

Dataverseの計算式列を使用した並べ替え(Sort)がどこまで機能するか、詳しく調査。

※「計算式列」と「計算列」がややこしいのでこの記事では「計算式列」を「数式列」と書きます。

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計算列の並べ替えの制限

数式列ができる前は、計算列を使用して計算が必要な列を構築していたが、この「計算列の並べ替え」には以下の制限があった。

並べ替えは、次の場所では無効です。

  • 親行の列を含む計算列
  • 論理列 ([住所] 列など) を含む計算列
  • 他の計算列を含む計算列

Microsoft公式文書より

ということで、新しくできた数式列では並べ替えがどこまで機能するかを試してみた。

親参照なしの「数値」列

まずは「計算」列でもできていた親参照なしの(自分の列「Num」のみ使用した)計算式列での並べ替え。
これはビューもキャンバスアプリも問題なく動作。

親参照ありの「数値」列

次に親の列(テーブル「Parent」の列「Num」)と、ついでに親の親の列(テーブル「GrandParent」の列「Num」)も使用した計算式に変更し、並べ替えを行う。
こちらも結果はビュー、キャンバス、共に動作。

親参照あり関数あり「日時」列

親の列を参照した型「日時」の列でもテスト。親テーブルに日時列を追加して、
こんな感じで計算式列を作成(複雑にするため関数も追加)。
これもビュー、キャンバス、ともに動作。

他の数式列を含む数式列

最後に他の数式列を含む式を作成して動作確認。先ほど作成し日時型の列を含む数式列を作成。
この列を使用した並べ替えもビュー、キャンバスアプリ、共に動作。

ということで「数式列を使用した並べ替え」は「計算列を使用した並べ替え」よりかなり高機能、が今日の結論。

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