Power Automate 自動トリガーが動くタイミングや間隔を詳しく調べてみた|ポーリングトリガーとプッシュトリガー

Power Automateのトリガーの自動トリガーについて、動作する間隔など詳しく調べたのでメモ。

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自動化トリガー

自動化トリガーは「メールが届いたら」とか「SPOリストにアイテムが追加されたとき」みたいに自動で起動するトリガーのこと。

今更ながらこの自動化トリガーの実行タイミングや間隔について詳しく調べてみた。

ポーリングとプッシュ

自動化トリガーは、大きく「ポーリングトリガー」と「プッシュトリガー」に分けられる。

  • ポーリングトリガー:「起動条件を満たしているか?」を定期的に確認して、条件が満たされていたら起動
  • プッシュトリガー:対象サービスからイベント(起動条件を満たした通知)が着たら即時起動

※プッシュトリガー≒Webhook

そして、自分が使用するトリガーがポーリングかプッシュかは、プロパティに[項目を確認する頻度]が存在するかで確認できる。

例えばSharePoint Onlineのトリガー「項目が作成されたとき」は、この[項目を確認する頻度]が表示されるので「ポーリングトリガー」で、
それに対してDataverseの「行が追加、変更、または削除された場合」トリガーには、この項目が表示されないので「プッシュトリガー」と判断できる。

こんな感じで似ているトリガーでも実は裏の仕組みが違うため、「すぐに実行される(プッシュ)」か「一定間隔で実行される(ポーリング)」かは異なってくる。

※クラシック表示の場合は[コードのプレビュー]から[recurrence]があるか?で確認することができる。

[recurrence]がある場合はポーリングトリガー。

ポーリングトリガーの実行間隔

そんなポーリングトリガーの実行間隔は「ライセンス」と「トリガー自体の仕様」によって変わるらしい。

例えばSharePoint Onlineのトリガーは基本的に「ライセンス」で頻度が変わるようで、自分は「Power Virtual Agents Viral Trial」ライセンスを持っているので、フローは遅くとも1分間隔で実行されている。
代表的なライセンスと頻度は以下の通り。

  • Power Automate for Dynamics 365 : 1 分
  • Power Automate Per User Plan : 1 分
  • Power Automate Per App Plan : 1 分
  • Power Automate for Microsoft365 : 5 分
  • Power Automate Free : 15 分
※ちなみにPower Automateのブラウザ上で【Ctrl + Alt + A】を押すと、セッションのデバッグ情報が表示されるので、自分のライセンスと頻度を見ることができる。

そしてトリガーによっては(特にMicrosoft以外が作成したトリガーは)、そのトリガーの仕様によって実行の間隔が変わるような動きをしている。

例えばYoutubeのトリガーは、Recurrenceを見ると1分間隔と書いてあるけど、
このリファレンスによると、900秒となっていて、
実際は5分間隔で「条件を満たしているか?」を確認しに行っているよう。

この辺りはテストをしながら確認するしかないかなと。

参考サイト

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