Copilot Studioに新しいアクション「検索クエリを作成する」が追加されていたので、動作を確認してみた。
検索クエリを作成する
アクション「検索クエリを作成する」は、その名前の通り引数として渡したテキストから検索クエリを生成してくれるアクション。


今までこんな感じでプロンプトアクションとかで生成していた検索クエリを、アクションから簡単に作成することができる。
※このプロンプトアクションの詳しい動作は記事「AI Searchと繋いでNaive RAGを組んでみる」参照。

※このプロンプトアクションの詳しい動作は記事「AI Searchと繋いでNaive RAGを組んでみる」参照。

現時点(2025/4/8)では公式に情報が見つからないので、新しく追加されたアクションのよう。
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Consumer Privacy Act (CCPA) Opt-Out Icon
戻り値はRecord型で2つのクエリを戻す
このアクションを追加すると、戻り値がRecord(Object)型で返されることがわかる。


戻り値には以下2つのクエリ(文字列)が詰められていて、


実際にクエリを生成してみると、それぞれこのような値が入る。


というわけで、以下のような使い分けになるかと。
- KeywordSearchQuery : キーワード検索用のクエリ。主にWeb検索などで使用。
- SearchQuery : 文章形式の検索クエリ。主にベクトル検索(AI Search, Cosmos DB for MongoDBなど)で使用。
キーワードクエリを使用して簡単なWeb検索RAGを構築
せっかくなのでこのアクションを使用して簡単なRAGを組んでみる。
するとWeb検索の結果がこのように返ってくるので、


こんな感じの回答生成プロンプトアクションを追加すれば、


検索結果とユーザーからの質問から回答を生成できる。


もちろんWeb検索なので最新の情報にも対応。


ということで、新しい「検索クエリを作成する」アクションを使うと、プロンプトアクションを使わなくても簡単に検索キーワードを作成できるので便利。
ただし、日本語の精度がどの程度かはわからない上、プロンプトの細かなチューニングはできないので、精度が必要な場面ではまだまだプロンプトアクションを用意する必要がありそう。
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