Power Apps アプリにショートカットキー(Keyboard Shortcuts)を組み込む|CreatorKit

Creator KitのKeyboard Shortcutsを使って、アプリにショートカットキーを組み込んでみたので、その内容をメモ。

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事前準備:Creator Kitのインストール

Creator kitはMicrosoftの「Power Customer Advisory Team」というチームが作ってくれている、再利用可能なコントロールたちのこと。

Keyboard Shortcutsコンポーネントのインポート

まずはアプリにKeyboard Shortcutsコンポーネントをインポートする。

[挿入]タブの左下の[コンポーネントをさらに取得]から、[コード]→[Keyboard Shortcuts]を選んで、[インポート]を押す。
挿入からアプリに追加すると、
こんな感じでVisibleはtrueだけど何も表示されないコントロールが追加される。
ショートカットキーの追加だからUIは不要ってことだと。

ショートカットの設定

アプリにショートカットを設定するときは、[KeyConfig]プロパティにこんな感じで文字列を設定する。

"[""alt + r"",""alt + a"",""alt + d"",""alt + b"",""alt + p"",""alt + l"",""alt + t"",""alt + k""]"

※「””」はダブルクォーテーションのエスケープシーケンス

で、押されたショートカットキーはこのコントロールの[OnKey]プロパティを使ってアクセスができる。
そして、ショートカットキーが押されるとOnChangeプロパティが呼ばれるので、OnChangeにこんな感じで分岐処理を書いてあげる。
※Switchでもよいと思うんだけど、公式のサンプルにならってIfを使用
実際に「alt + a」のショートカットキーを押してみるとこんな感じで反応してくれる!
Notify以外の例として、こんな感じでショートカットキー押下時の処理に変数の代入式を書いてあげれば、
ショートカットキーでポップアップを表示することもできるようになる。

ということで、けっこう便利そう!

いまいちな点

ただ、以下みたいな制限も多少あるので注意が必要。

  • Ctrlは使えなそう
  • ブラウザにショートカットキーが使われているやつも使えない(alt + e とか)
あと、alt + eとかでブラウザにショートカットを奪われた後、別のショートカット(今回はalt + a)を押すと、こんな感じでOnKeyが不思議な感じになる。
なのでOnChangeの判定式にinを使うとか、少し工夫が必要かも。

とはいえ、ショートカットで便利になることもたくさんあると思うので、かなり有用そうなコンポーネントでした。

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