Power Apps パンくずリスト(Breadcrumb)をアプリに組み込む|Creator Kit

Power Apps Creator Kitに入っているパンくずリストを使ってみたので、その使い方をメモ。

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事前準備:Creator Kitのインストール

Creator kitはMicrosoftの「Power Customer Advisory Team」というチームが作ってくれている、再利用可能なコントロールたちのこと。

Breadcrumbコンポーネントのインポート

まずは、アプリにCreator Kitに含まれるBreadcrumbコンポーネントをインポートする。

[挿入]タブの左下の[コンポーネントをさらに取得]から、[コード]→[Fluent Breadcrumb]を選んで、[インポート]を押す。
インポートしたBreadcrumbを表示するとこんな感じ。

表示するパンくずの指定

続いてパンくずリストに表示するパンくずを変更する。

BreadcrumbコンポーネントのItemsに追加するテーブルには、以下のプロパティが必要で、

  • ItemKey : クリックされた項目を識別する一意値
  • ItemDisplayName : 表示名
  • ItemClickable : クリック可能か
実際に表示してみるとこんな感じ。
クリック可能なパンくずにマウスオーバーすると、こんな感じで色もついてくれる。

クリックされた際の処理の書き方

クリックされた際の処理はOnSelectに書く。
Selectedプロパティから選択されたItemKeyを取得して、Switch文で処理を分岐させてあげる。
ちなみに、ItemKeyは一意であればどんなデータでもよいらしいので、パンくずリストをクリックした際の処理が画面遷移だけなら、ItemKeyに画面を直接入れてあげて、
こんな感じでItemKeyを使ってNavigateさせてあげれば、きれいに記述できそう。

パンくずリストの折りたたみ

あんまりないかもだけど、こんな感じでパンくずリストが長くなったら、
MaxDisplayItemsプロパティを指定してあげれば折りたたむことも可能。
「…」部分をクリックするとこんな感じ。
さらに、OverflowIndexを指定してあげるとこんな感じで表示もできるので、かなりすっきりさせることができる。

色の指定

色はThemeプロパティにJSONテキストを入れて指定する。

Fluent UI Theme Designerを開いて、色を指定して[Export theme]を押下。
JSONタブでも色指定が出るんだけど、個人的にはCodeタブの「{palette~}」を抜き出して、「’」を「”」に置換するのが一番楽だった。
抜き出したらApp.OnStartとかにこんな感じでグローバル変数に入れてあげると、他のコンポーネントでも使えるので便利。
Objectの中にpaletteプロパティを入れるのを忘れないこと
作ったJSONの変数をThemeプロパティに入れてあげるとこんな感じ。
※画面色は自分で黒に変更

ということでかなりいい感じのパンくずリストが作れそうなので、おすすめ。

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